オーストラリア臨床留学を目指す眼科医のブログ

眼科医としておそらく史上初(←ではないことが判明)のオーストラリア臨床留学を実現するまでの軌跡をつづります

フォーサム(眼感染症学会、眼炎症学会、コンタクトレンズ学会、涙道・涙液学会)

この連休中はフォーサムという学会に参加してきました。

 

フォーサムというのはタイトルにもある通り、眼感染症学会、眼炎症学会、コンタクトレンズ学会、涙道・涙液学会の合同学会です。

 

角膜、ぶどう膜炎感染症を専門としている私には思い入れが強い学会です。

 

私はたまたま演題は出していなかったのですが、地元開催だったので、移動の必要もなく参加できました。

 

元々昨年行われる予定だったのですが、コロナで一年延期になっての開催でした。

 

延期したとはいえ、通常開催はかなわず、現地とオンラインのハイブリット開催という形ではありましたが、医療関係者はワクチンが基本的に終わっていることもあり、それなりに現地にいらっしゃる方も多く、久しぶりに学会の雰囲気を感じることができました。

 

発表者に関しては半分以上現地にいらしていたように思います。

 

私にとっては学会は、勉強する場であること以上に、他大学、他施設の先生方と交流して、モチベーションを新たにする場です。

 

特に私の専門分野は眼科の中ではマイノリティーなので、学会員同士の結束が強いようで、ディスカッションではお互いに揚げ足を取るようなこともなく、建設的であるのが魅力です。

 

普段お世話になっている先生方と久しぶりにお会いできましたし、ご高名な先生方にも日常診療の疑問を質問させていただくこともでき、非常に有意義な学会でした。

 

また、同世代の先生が学術奨励賞を受賞するなど、刺激にもなりました。

 

ちなみに、感染症学会はメインホールで行われたので、会場が広すぎて質問に躊躇する方が多かったのか、私ばっかり質問してしまいました。

 

やはり学会が盛り上がるというのは質疑応答が盛り上がるということだと思うので、座長と演者しかしゃべらないのは味気ないと思い、積極的に発言させていただきました。

 

あまり芯を食った質問はできていませんが、多少なりとも学会の成功に貢献できたら幸いです。

 

モチベーションも新たになりましたので、感染症のcase reportのリバイスと、完成間近のoriginal articleの執筆を進めていきたいと思います。