オーストラリア臨床留学を目指す眼科医のブログ

眼科医としておそらく史上初(←ではないことが判明)のオーストラリア臨床留学を実現するまでの軌跡をつづります

フォーサム2022とこれからのこと

1年ぶりの更新です。オーストラリア臨床留学への足跡をブログに残し、将来、同じ道を目指す人の目標になれば、と息巻いて始めたブログでしたが、3回投稿して途絶えるという何とも情けない状態でした。

 

言い訳にはなりますが、昨年7月に最後の更新をし、その後9月に第二子が生まれたため、ブログどころではなくなりました。第一子が1歳10か月というイヤイヤ期の始まりでの第二子誕生は、想像以上の負担でした。

 

英語の勉強に関して、昨年7月の段階で、8月のIELTSでとりあえずオーバーオール7.0を取りたいと言っていましたが、その8月のIELTSはコロナの波と重なり、第二子出産前ということもあり、キャンセルせざるを得ませんでした。記録を見ると、第二子誕生後しばらくは、オンライン英会話は週1できればいい方でした。

 

細々としか英語の勉強ができない日々が続きましたが、1-2カ月前から下の子の夜泣きが減ってきたことと、上の子も2歳半になり、少し聞き分けができることも増えてきたこともあり、ようやく最近英語の勉強のことを考えられるようになりました。

 

そして、この週末にまたフォーサムという私の専門領域の学会があったこともあり、節目としてブログを更新することとしました。

 

ちなみに今回の学会は広島だったのですが、コロナ禍以後、初めて学会で遠征することができました。昨年10月、コロナが完全に落ち着いていた時期にも福岡での学会があったのですが、この時も、第二子誕生直後だったため、オンラインでの発表でした。

 

最近また感染者が増えてきていますが、学会場の雰囲気はほとんどコロナ前と変わらない印象でした。感染症、炎症領域のトップランナーの先生方だけでなく、同世代の他大学の先生方ともお話することもでき、非常に貴重な機会でした。私はまだまだ若手ですので、学会が唯一の知り合いを増やすチャンスです。こうした機会をきっかけに、今後、感染、炎症のyoung generationの輪を広げていきたいと思っています。

 

話は戻って、オーストラリア臨床留学に向けた英語の勉強についてです。実を言うと、本当にオーストラリア臨床留学を目指すかどうか迷っています。

 

なぜかというと、基礎研究でトップジャーナルを目指してみたいという思いも捨てきれないからです。元々基礎研究に興味があり、現在は大学院生として細胞やマウスを使った研究をしています。月並みですが、基礎研究には、誰も知らないことを自分が初めて知れるかもしれないという、知的好奇心を満たす魅力があります。

 

色々な経緯があり、自分は基礎研究でトップを目指す運命にないかもしれないという思いに一時期至り、オーストラリア臨床留学という、学生の頃に抱いた憧れを、基礎研究の代わりに目標にしたという側面があったのですが、時間とともに、基礎研究への思いもまた強くなってきました。

 

基礎研究でトップジャーナルを目指すのであれば、アメリカへの研究留学が唯一の選択肢です。眼科領域で、しかも自分の専門の感染、炎症領域でトップジャーナルを出しているラボというのはアメリカでも本当にごく少数です。オーストラリアにそういったラボがあればベストなのですが、残念ながらないと言わざるを得ません。

 

臨床留学するにしてもしないにしても、それに足るレベルの英語力を身に着けたいという思いは変わらずありますし、なによりも自分の英語学習のモチベーションになっているのは、基礎研究で留学した人(かつ純ジャパ)が、留学体験談の中でかなりの確率で述べられる、『もっと英語を勉強すればよかった』ということを、自分は絶対に言いたくないというのがあります。

 

日本人が英語が不得手であるのは、そもそも言語の違いが大きすぎるから、ということは、自分自身が韓国語やスペイン語を勉強した経験から理解していますが、英語話者で日本語が非常に流暢な人がたくさんいることを考えると、結局努力が足りないだけであることもはっきりしています。自分は人よりもそれを理解している以上、可能な限りの努力を続け、純ジャパ日本人医師としてはトップクラスの英語力を身に着けたいと思っています。

 

とりあえず今日はここまでですが、子育ても少し余裕が出てきましたので、ちょこちょこと更新していきたいと思います。ブログタイトルと内容の乖離がありますし、もはや誰のためのブログか分かりませんが、半分は自己満足でやっていきたいと思います。それでは。